
花束を長く飾りたいけど…



ドライフラワーにできないかしら?
そんな風に思ったことはありませんか?
ドライフラワーを作ってみたいけれど、どの花を選べばいいのか迷っていませんか?
実は、花によってドライフラワーに向いているものと、向いていないものがあるんです。
「せっかくきれいな花を飾ったのに、すぐにしおれてしまった…」
という経験がある方は、花選びのコツを知っておくと失敗しにくくなります。
この記事では、初心者の方でも簡単に扱える「ドライフラワー向きの花」10種類を厳選してご紹介します。
あわせて、花選びのポイントも解説するので、ドライフラワー作りをもっと楽しめるようになります。
ドライフラワーに向いている花の特徴
「どんな花がむいているの?」という疑問にお答えするために、まずは特徴をみてみましょう。
- 水分が少なめ(乾燥しやすい)
- 花びらがしっかりしている(型崩れしにくい)
- 色が抜けにくい(退色しにくい)


初心者におすすめ!ドライフラワー向きの花10選
ドライフラワーは、使う花によって仕上がりの美しさや保存のしやすさが大きく変わります。
この記事では、初心者でも扱いやすく、きれいに乾燥しやすい「ドライフラワーに向いている花」を10種類ご紹介します。
ご自宅で手軽に楽しみたい方は、まずはここから始めてみましょう。
花の名前 | 特徴 | 色の傾向 | おすすめ理由 |
---|---|---|---|
スターチス | 色あせしにくい | 紫・ピンク系 | 定番。形も色も長持ち |
千日紅(センニチコウ) | 丸く可愛らしい | ピンク・白など | 初心者にも扱いやすい |
バラ(ミニバラ) | ゴージャス | 赤・黄・白など | ドライでも華やかさあり |
ラベンダー | 香りが良い | 紫 | ハーブ系で人気 |
ミモザ | フワフワ感が魅力 | 黄色 | 春限定の人気花 |
カスミソウ | 補助花としても◎ | 白・ピンク | 他の花と組み合わせやすい |
エリンジウム | トゲのある個性派 | 青 | ドライにすると渋い雰囲気に |
ユーカリ | グリーン系 | 緑 | 葉をメインに使える |
デルフィニウム | 鮮やかな色合い | 青・紫 | 色が比較的残りやすい |
アジサイ(秋色アジサイ) | 乾燥向きの品種で | 緑〜紫 | 品種選びに注意が必要 |
ドライフラワーを長持ちさせるコツ
せっかく作ったドライフラワー。できるだけ長く楽しみたいですよね。
ここでは、飾るとき・保存するときに気をつけたいポイントをご紹介します。
① 直射日光を避ける
日光に当たると色あせが進んでしまいます。飾る場所は、直射日光が当たらない明るい日陰がおすすめです。
② 湿気の多い場所を避ける
ドライフラワーは湿気に弱く、カビの原因になることも。浴室やキッチンの近くは避け、風通しのよい場所に飾りましょう。
③ ホコリをこまめに取る
ホコリがたまると見た目も劣化も進みます。やわらかい筆やドライヤーの冷風などで、やさしく取り除くのがポイントです。
④ エアコンの風を直接当てない
冷暖房の風が直接当たると、乾燥しすぎて花びらが割れたり、変形することがあります。風の流れも意識して飾りましょう。
⑤ 密閉容器やケースに入れて保存する
長期間保存したい場合は、透明ケースや密閉容器に入れると安心です。防湿剤を一緒に入れておくとさらに◎。
ドライフラワーに向いていない花とは?
「どんな花でもドライフラワーにできる」と思われがちですが、実は、向いていない花にはそれなりの理由があります。
ここでは、実際に初心者が避けたほうがよい「ドライフラワーに向かない花」をいくつか紹介します。
向いていない花の例とその理由
① チューリップ・スイセンなどの水分が多い花
これらの花は茎も花びらも水分を多く含んでおり、乾燥にとても時間がかかります。乾燥途中で腐ってしまったり、型崩れしやすいため、初心者には扱いが難しい花です。
② アジサイ(品種による)
人気の高いアジサイですが、生花のままのアジサイは水分が多く、カビのリスクがあります。乾燥に適した「秋色アジサイ」や「アナベル」などの品種ならOKですが、普通のアジサイは難易度が高めです。
③ ガーベラ・ユリなどの花びらがやわらかい花
花びらが薄くてデリケートな花は、乾燥中にしおれてしまいやすく、形をきれいに保つのが難しいです。色も変色しやすいため、初心者には不向きといえます。
④ ハイビスカス・ポインセチアなどの南国・季節限定の花
熱帯性の花はドライにしても花びらが反り返ったり、色が黒ずんだりしやすい傾向があります。花の個性を活かしにくいため、他の種類を選ぶ方が無難です。
どうしてもドライフラワーにしたい場合は?
どうしても好きな花をドライフラワーにしたい場合は、「シリカゲル乾燥」などの乾燥力の高い方法を選ぶのがおすすめです。
また、失敗してもいいと思える花で練習すると気楽に取り組めますよ。
まとめ|花選びで失敗を防ごう
ドライフラワーは、ちょっとしたコツや花選びで仕上がりが大きく変わります。
今回ご紹介した向いている花や長持ちのコツを参考に、まずは一輪から気軽に挑戦してみてください。
失敗しても大丈夫。お気に入りの花を、もっと長く楽しむための第一歩として、ぜひドライフラワー作りを楽しんでみてくださいね。
🌸 お気に入りの花を見つけたら、いよいよドライフラワー作りに挑戦!👇️


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