
この間買ったドライフラワー、すごく可愛かったのに、あっという間に色がくすんできちゃって…



わかる~。最初はあんなに鮮やかだったのに、いつの間にか茶色っぽくなっててショック…



ほんと、それだけで一気にくたびれた印象になっちゃうんだよね。
カフェでおしゃべり中の友人とのこんな会話、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
ドライフラワーは、生花とは違う落ち着いた雰囲気が魅力ですが、
「すぐに色あせる」「気づいたらホコリっぽい」など、意外と扱いに悩む声も多く聞かれます。
でも実は、ちょっとした工夫で色持ちや鮮度をグッと長持ちさせることができるんです。
この記事では、
- ドライフラワーが色あせてしまう原因と、
- 自宅で簡単にできる色止めや鮮度保持のテクニック
について、ドライフラワー初心者にもわかりやすくご紹介します。
お気に入りのドライフラワーを、より長く楽しむためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ドライフラワーの色を長持ちさせるには?まずは6つのコツをチェック!


ドライフラワーの色をできるだけ長く美しく保つには、「光・湿気・ホコリ」などから守ることと、ちょっとしたひと手間がポイント!
ドライフラワーは生花のように水がいらず扱いやすい反面、紫外線や湿気にとても敏感。
放置すると徐々に色あせたり、カビの原因になったりするため、飾り方や保管方法に気を配ることで寿命が大きく変わります。
たとえば、以下のような工夫が効果的です。
- 直射日光を避ける
- 湿気の少ない、風通しのよい場所に飾る
- 乾燥剤(シリカゲル)で下処理する
- 色止めスプレー・ヘアスプレーでコーティングする
- 湿度が高い時期は保管して休ませる
- 定期的にホコリを払って清潔に保つ
これらを意識するだけで、お気に入りのドライフラワーをより長く、鮮やかな状態で楽しめます。
ここからは、これら6つのテクニックについて、それぞれ詳しく解説していきます。
どうして色あせるの?ドライフラワーの色落ち4つの原因


せっかく気に入って飾ったドライフラワーが、気づいたら色あせてしまっている…。
そんな経験はありませんか?
ドライフラワーの色が変化してしまうのには、主に次のような原因があります。
光による退色(紫外線と可視光線)
最も大きな原因は「光」、紫外線だけではなく、普段の照明や日中の太陽光にも含まれる可視光線の影響で、色素が分解されて少しずつ色が抜けていきます。
特に、赤・青・紫などの濃い色ほど、色あせが目立ちやすい傾向があります。
湿気や温度の影響による劣化
湿気が多い場所に置いておくと、ドライフラワーは水分を吸収してしまい、カビが生えたり、花びらが変形・変色することもあります。
また、高温多湿の環境では劣化が早まりやすくなります。
見た目がくすんで感じられるのは、色そのものが変わっただけでなく、湿気によって表面の質感が損なわれていることも原因の一つです。
空気中のホコリ・汚れ
目には見えにくいですが、ドライフラワーは静電気でホコリがつきやすく、徐々にくすんだ印象になっていきます。
特に、明るい色の花材はホコリが目立ちやすく、放っておくと色そのものがくすんで見えてしまうこともあります。
自然素材ゆえの経年変化
ドライフラワーは、もともと生きていた植物です。丁寧に乾燥させても、時間とともに色や質感が少しずつ変化していきます。
これは「味」として楽しむこともできますが、防ぎたい場合は少し工夫が必要です。
家でできる!色あせを防ぐお手入れ方法


ドライフラワーの美しさを長く楽しむためには、前のセクションでお話をした「色あせの原因」を知ったうえで、日常的に少し工夫してあげることが大切です。
このセクションでは、色をなるべく長く保ち、鮮度感をキープするための方法をご紹介します。
ヘアスプレー・フラワースプレーの使い方
どんなスプレーを選べばいいの?
色褪せやホコリ防止には、以下のようなアイテムが効果的です。目的に合わせて選んでみてください。
商品名 | タイプ | 特長 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
クリザール フレッシュミスト(Chrystal Fresh Mist) | 保湿・保護スプレー | 切り花やドライフラワーの色とハリを長期間キープ。無臭で扱いやすく、水溶性で安心。 | 花弁のハリや鮮やかさをしっかり保ちたい方におすすめ。毎日のケア用にも◎ |
Just for Flowers カラースプレー | 着色&保護スプレー | 16色展開。グラデーションや補色として使えるカラースプレー。自然な発色が人気。 | 色褪せた部分の補色や、好みの色味を足してアレンジしたい方にぴったり |
Sense of Nature ドライフラワースプレー | コンパクト保護スプレー | 手のひらサイズで扱いやすく、防虫・型崩れ防止成分を配合。少量使いに最適。 | 初心者やお試しで使いたい方、保管前の仕上げにおすすめ |
ネオマーボン 防虫スプレー | 防虫専用スプレー | 長期保存時の虫食い・カビ予防に効果的。ドライフラワーに優しい処方。 | 保管時の虫対策をしたい方、湿気の多い環境で使う方に◎ |
使い方の基本ステップ
- スプレー前にホコリを軽く払う
柔らかいハケやエアダスターで、花に付いたホコリをそっと落とします。 - 30cmほど離して全体に薄く噴霧
一点集中ではなく、ふわっと花全体を覆うようにスプレーします。厚塗りはNG。 - しっかり乾かす
スプレー後は風通しのよい場所で乾かし、定着を待ちましょう。 - 月に1回程度のメンテナンス
色や状態を見て、定期的に軽くスプレーを重ねることで長持ちします。
補足アドバイス
- ヘアスプレーは「無香料」がおすすめ。香り付きは花材に影響する場合あり
- スプレーのしすぎでテカリや固まりすぎることがあるので注意
- まずは少量を目立たない部分で試してから使用するのが安心
乾燥剤と一緒に保管する方法
飾らない時は、乾燥剤を一緒に入れて保管するのもおすすめ。100円ショップなどで手軽に手に入る「シリカゲル」でOKです。
ジップロックやプラスチックの密閉容器にドライフラワーと乾燥剤を入れることで、湿度による変色やカビのリスクを減らせます。
ポイントは「風通しのよい状態で乾燥させてから保管する」こと。少しでも湿り気があると逆効果になるため注意が必要です。
飾る場所を工夫する(光・湿度・風通し)
毎日目にするドライフラワーは、飾る場所によって色持ちが大きく変わります。
おすすめの場所は…
- 直射日光が当たらない場所(カーテン越しの光程度ならOK)
- 風通しがよく、湿気がこもらない場所
- エアコンや加湿器の風が直接当たらない場所
玄関、トイレ、棚の上なども良い選択肢ですが、湿気が多い浴室まわりは避けたほうが無難です。
実際に試してよかった!身近な色止め&鮮度保持アイテム


ヘアスプレーを使ってみた感想
梅雨入り直前の6月初旬、湿気が気になって保管方法を見直したところ、わずか2週間ほどで色がかなり褪せてしまいました。せっかくきれいに乾かしたのに、あっという間にくすんでしまって残念な気持ちに。
そこで試してみたのが、手元にあった無香料タイプのヘアスプレー。軽くひと吹きしてみたところ、色あせが目立たず、飾って数日経っても発色が保たれているように感じました。
手軽に試せるので、まずはこうした身近なアイテムから始めてみるのもおすすめです。



ドライフラワーにヘアスプレーってアリなの?



私も最初は半信半疑だったけど、意外とツヤが出ていい感じなのよ
梅雨時期は乾燥剤で湿気対策を
さらに、湿気対策として乾燥剤を一緒に保管ケースに入れておく方法も試してみました。
特に梅雨時期には効果的で、花のパリッとした質感が長く保たれ、カビや傷みの心配も減ったと感じています。
本格派には専用スプレーもおすすめ
もちろん、しっかり長く楽しみたい場合は、ドライフラワー専用の色止めスプレーを使うのが安心です。
最近では、ミストタイプで吹きムラの出にくい商品もあり、初心者でも扱いやすくなっています。
生花のうちに色止め加工しておくのも効果的
ドライフラワーにする前、生花の状態でスプレーをかけておくと、乾燥後も発色がきれいに残りやすくなります。
特にスワッグやリースなど「見せる飾り」を作る予定がある場合は、事前の一手間が仕上がりを左右することも。鮮度の良いうちに軽くスプレーしておくと、色落ちの進行をかなり緩やかにできますよ。
よくある質問・回答(FAQ)
Q1. 市販のスプレー以外で色あせを防ぐ方法はありますか?
A. はい、いくつかあります。たとえば「直射日光を避ける」「窓際から離す」「LEDライトの下で飾る」など、置き場所を工夫するだけでも退色を遅らせることができます。
また、ほこりがたまりにくいガラスケースやドームに入れて飾るのも効果的です。
Q2. 色止めスプレーはすべてのドライフラワーに使えますか?
A. 基本的には使えますが、繊細な花材(カスミソウやラベンダーなど)はスプレーの勢いで傷むことがあるため注意が必要です。
まずは目立たない部分で試してから、全体に薄く吹きかけるのが安全です。
特に乾燥が不十分な状態で使用すると、変色やベタつきの原因にもなるので要注意です。
Q3. ドライフラワーって、どれくらい持ちますか?
A. 保管環境によって異なりますが、平均で半年〜1年ほど楽しめます。
湿度が低く、紫外線を避けた場所に飾ることで、より長持ちさせることができます。
色止めスプレーを併用すれば、色味も比較的きれいにキープしやすくなりますよ。
Q4. ヘアスプレーをかけたあとのにおいやテカリが気になります…
A. 市販のヘアスプレーには独特の香りや、仕上がり後に少し光沢が出るものがあります。
においが気になる場合は「無香料タイプ」や「香り控えめ」と記載されたものを選ぶと安心です。
また、スプレーは15〜20cmほど離して軽くかけることで、過剰なテカリを防げます。
試しに1輪だけで試してから全体に使うのもおすすめです。
Q5. スプレーを使っても時間が経つと色褪せませんか?
A. スプレーでのコーティングは色褪せの進行を遅らせる効果がありますが、完全に防ぐことはできません。
紫外線・湿気・空気中の酸素など、さまざまな環境要因で徐々に色は抜けていきます。
できるだけ長く楽しむには、「スプレー処理」+「飾る場所の工夫(直射日光を避ける・湿度が低い場所)」の両方が大切です。



これら毎日のちょっとしたケアを習慣づけることで、お気に入りの花たちをより長く楽しめますよ。
まとめ|ほんの少しの工夫で色持ちが変わる


ドライフラワーは、自然素材ゆえに時間とともに変化してしまいますが、
ちょっとしたケアや飾り方の工夫で、その美しさを長く楽しむことができます。
今回ご紹介したちょっとしたテクニックを取り入れて、
まずは手元にあるヘアスプレーを使ってみる、飾る場所を見直す、といった小さな工夫から始めてみてくださいね。
自分なりに「この花はここに」「これはスプレーしておこう」といった工夫も楽しみの一つになりますよ。

